思い切っていじってます。。。?


アーシング:2004/10/17

 いや、車にも書いてあるけど「気は心」的チューンだと思っていたが、
 実測するとそれなり。
 単車の場合、それほど張り巡らせる必要はないので、ポイントをしぼって。。

 燃費やらパワーは眉唾だけど、始動時のセルと、充電は間違いなく
 効いているようなデータとなった。

 材料は、お得意のジョイフル本田で調達。
 8sqぐらいの星和電機のアーシング用コード。
 2m買っても1000円以下。。
 端子は、それ用の無駄に金メッキしたのが百数十円。
 おそらく、2本分なら1000円ちょっとで製作できる。
 さすがに買うのはバカらしい。。。

 圧着加工は本来ならちゃんとした工具でやりたいところだが、
 それなりに大きな端子なので、逆にロックプライヤーのギザギザの
 部分で潰してばっちり。

earth-1

 上の写真はバッテリー側の取付場所。
 本当は、2本ともバッテリーから取りたかったが、ターミナルの
 ネジの長さに余裕がないので、ジェネレータ側(車体左側)だけは
 バッテリーに接続。
 車体右側のクランクケースに行く方は、既存のアースが取り付けられている
 ボルトで共締め。

earth-2 earth-4

 車体側の取付箇所。
 左の写真が、車体左側のジェネレータカバーのボルトを使って共締め。
 右の写真は車体右側前部のクランクケース。オイルラインのステーを
 止めているボルトに共締め。

earth-3 earth-5

 取り回しは、それとなく見えるように。。。見えすぎてもインチキくさいし。


 さて、気になる結果測定のコーナー!

 今回は、秋葉原で入手した一番安い「直流も測れるクランプメーター」を使った。
 さすがに安いので、0.1A単位であることと、検出部のコアが閉じない構造なので、
 あまり精度は良くないが、ある程度の目安に。。。
 毎回、設置してからゼロ設定をしないと、地磁気や周りの磁界の影響で
 何もしていなくても、すぐに0.2Aぐらいの表示が出てしまう。

earth-10 earth-11

 ちょっと見づらいけど、左がスイッチオフでゼロ調整後。ちゃんと0Aになっている。
 右は、エンジンキーをONにして、ライト点灯した状態。2.2Aほどここを流れている。
 バッテリーからの放電電流の経路になったようだ。効果有り!

earth-12 earth-13

 左はエンジン始動直後。(始動時はセルに流れる電流が瞬間的に20A近くを示す)-1.2Aになっている。
 マイナスと言うことは、充電される方向。
 しばらくすると、右の写真(-0.9A)のように減少して行く。
 「あたり」かも。。。

earth-6

 車体右側の電流も計測。まずはゼロ点。。。

earth-7 earth-8

 やはり、キーをONにして、ライトを点灯する(エンジンは掛けずに)と1.3Aほど流れている。
 エンジン始動後は、逆に充電電流として0.5Aほど。
 まぁまぁですな。。。

[効果のまとめ?]
 始動時(セルの勢い)は如実に改善される。
 おそらく、ライト類の明るさ(と言うより電圧降下)も改善されるだろうね。
 55Wの球(=12V6A弱)だったと思うから、合計3.6Aも流れたなら、直流抵抗は
 半分以下になったって事になるわけだし。
 でも、この2ヶ所以外は電流測りながら接触させて調べたけど、あまり良いところがない。
 やっぱアルミフレームでしっかりしているから、経年変化なども少ないのかもしれない。
 パワーだの燃費だのってのは、オシロ+電流プローブで波形観測しないとわからねーよ。
 (実は持ってるけど。。。インチキっぽいアーシング屋さんに根拠に使われるのいやだし)
 どっちかと言うとFast Transientな波形だから高周波的なインピーダンスがかなり
 影響するし、安い電流計なんだから。。。

 車(フォレスター)のアーシングも同様に計測してみたので、興味のある人は
 そちらもご覧下さい。単車よりも、はっきりと分かります。
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